イルミネーションライトの色温度や明るさによって心理効果を操れる?

イルミネーション

イルミネーションライトの装飾を考えた時に
LEDの色は何色が良いのか?」と悩まれた事はありませんか?

クライアントさんから球色についてのアドバイスを求められた時等に好き嫌い等の感覚的なものではなく明確な根拠をもってキチンと説明出来たら良いと思いますよね?

あまり知られていない事なのですが、実は色によって人に影響を与える心理効果というものが違うのです。
今回はイルミネーションライトの色温度と心理学効果の関係について触れたいと思います。

色温度と心理効果の関係が分かれば、もう何色にしようかと迷ったりする事もなく根拠も持って説明出来る事でクライアントさんからの信頼も上がるかもしれませんね。

では早速見ていきましょう。

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色彩によってここまで違う心理効果?

イルミネーションライトは多種多様な色彩が魅力ですが、その色合いによって全く違った心理効果が得られます。

青色

「落ち着き・癒し」の心理効果を発揮する色合いです。
青色のイルミネーションライトは「気分の高まりを抑えたい」「冷静に考えたい」時等に特に効果がみられます。

赤色

アグレッシブでパッションのある赤は、積極的な行動を促進する効果があるので赤色のイルミネーションライトは「気分が乗らない」「集中力をあげたい」「勇気が欲しい」時に効果が見られます。
赤色のイルミネーションライトはテーマパークなどで活気のある光として浴びるのが効果的です。

黄色

黄色は「愉快、元気、軽快、希望、無邪気」といったイメージを喚起する色です。黄色のイルミネーションライトは「迷いが有る時」「喪失感が有る時」に特に効果が見られます。
特に企業や結婚など人生のおおきな決断をする時に向いた色合いです。

オレンジ色

オレンジ色は「喜び、陽気、暖かい」などの印象から暖かさや愛情の意味合いが込められており楽しい雰囲気もあるので、ハロウィンのイベントなどにも象徴される様に陽気で活気のあるシーンに採用される色です。

色温度と心理効果の関係

また「暖かい色が好み」とか「白い方が明るく感じてきた」など好みがる様に、実は同じ色でも明るさによって感じ方は違ってくるのです。

下の図は過去に行われたアンケートの統計です。
図の上に行くほど明るい空間、右に行くほど色温度が高い(青白い)空間で、斜めの帯は人が心地よいと感じる明るさと色温度の組合せになっています。

逆に色温度が低くて明るい、または色温度が高くて暗いと本能的に不快だと感じてしまうようですね。これにも明確な理由がありますが、長くなるので今回は省略します。

イルミネーション 色温度と心理効果の関係

上の結果をイルミネーションライトに活用すると自宅やレストランなど、穏やかな雰囲気を出したいときは「電球色」を少なめに店舗や施設など「非日常」や「購買意欲」を感じさせたい時は「白色」を多めに、となります。
白色が好きだけど、予算の関係でちょっとしか使えないなんて場合はNGですね。

 

 

今回のまとめ

如何でしたでしょうか?
色彩や色温度によって人の感情や感じ方はかなり違ってくる様ですね。

以下にイルミネーションライトのメインカラーとコンセプトイメージをまとめておきましたので色を選ぶ時にご参考下さい。

色彩 ホワイト ブルー シャンパンゴールド ミックス グリーン イエロー レッド ピンク オレンジ
コンセプト リセット・スタート 直観力、誠実さ 豊かさ、成功 幸福、最強 調和、安らぎ 希望、ユーモア エネルギー、情熱 愛情、幸せ 喜び、自立

これからは色使いのテクニックの初級編ですので、他にも詳しく知りたい方はお問合せ下さい。